ヒト由来試料の研究倫理

 ヒト由来組織の取り扱いに対しては、ヒトゲノム指針、医学系研究指針、ヒト幹細胞研究指針、ヒトES細胞研究指針、特定胚指針などさまざまな指針が規制しています。
 これらの指針によって、採取や研究利用において、倫理審査委員会の承認を経て、提供者の同意を取得すること、個人情報を保護することという要件が構築されてきました。
 しかし、ゲノム解析技術がめざましい発展を続ける今日、いったん同意を得て収集したヒト由来組織について、当初想定していた目的を超えた利用に関する議論が再浮上しています。本テーマでは、ヒト由来試料の倫理をめぐる最新の議論を収集し、俯瞰図を描くことを目指しています。
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情報保護

 情報保護の第一の目的はプライバシーや個人の権利利益の保護、第二の目的は情報の利活用です。2015年9月に個人情報保護法が改正され、人のゲノム情報や臨床情報の保護と利用に関する考え方が大きく変化しつつあります。また海外でも2013年ごろから同様の変化が起きており、国際的な情報流通の状勢に影響が及ぶことも予想されます。本プロジェクトでは、ヒトゲノム情報や臨床情報を用いる研究者や、機関の倫理審査関係者、試料提供者となる可能性のある一般市民や患者などに向けて、関連する情報の提供を行います。
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ゲノム編集

 2015年春以降、ヒト生殖細胞系列に対するゲノム編集をめぐり世界的に大きな議論がおこっており、さまざまな立場から検討がなされています。日本では、内閣府生命倫理専門調査会がヒト受精卵に対するゲノム編集研究を容認するという姿勢を示しました。
 本テーマにおいて、わたしたちは、ヒト生殖細胞系列を中心に、ヒトに対するゲノム編集に関して同時多発的に発表されているさまざまな見解を一望できるような見取り図を描き、議論のいっそうの深化に資することを目指しています。
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ゲノム医学・医療

 ヒトゲノム解析の進展に伴い、ゲノム情報を診断や治療に応用するゲノム医学・医療への期待が高まっています。ここでは、世界の主要なゲノム医学・医療プロジェクトや、倫理に関するポリシー、議論すべき論点などを紹介します。
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その他

 先進ゲノム支援における倫理審査申請書類に記載すべき内容のリストや、説明同意文書ひな形などのダウンロード可能な資料や、省庁審議会の資料などへのリンクページを掲載しています。
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